褥瘡治療の軟膏はどう選ぶ?自己判断の危険とステージ別最新使い分け術

褥瘡治療の軟膏はどう選ぶ?自己判断の危険とステージ別最新使い分け術

褥瘡治療の軟膏はどう選ぶ?自己判断の危険とステージ別最新使い分け術についての真相をご紹介します。

壊死組織が除去され、創底に鮮紅色の良性肉芽組織が顔を出した赤色期からは、「攻めの組織再生フェーズ」へと移行します。この段階では細胞にダメージを与える消毒薬や強力な抗菌剤の使用を中止し、適度な湿潤環境を保ちながら微小循環を改善し、肉芽を盛り上げる薬剤を選択します。

このフェーズで代表的な褥瘡肉芽形成促進の軟膏が、プロスタンディン軟膏(アルプロスタジル アルファデクス)やアクトシン軟膏(ブクラデシンナトリウム)です。プロスタンディン軟膏は末梢血管拡張作用と血流改善効果により創底へ酸素と栄養を送り込み、アクトシン軟膏は血管新生と線維芽細胞の増殖を力強く促します。

さらに近年、難治性の褥瘡に対して著効を示しているのがフィブラストスプレー併用(トラフェルミン/遺伝子組換えヒト塩基性線維芽細胞増殖因子)のアプローチです。創部を低刺激で洗浄した直後にフィブラストスプレーを均一に噴霧し、その上からプロスタンディン軟膏やアクトシン軟膏を塗布することで、相乗的な肉芽形成スピードの加速が実証されています。

良質な肉芽が創縁まで盛り上がった白色期(上皮化期)には、新生した極めてデリケートな表皮細胞を傷つけないよう、刺激の少ないオルセノン軟膏やプロペト(精製ワセリン)で創面を保護し、自然な閉鎖へと導きます。

阿部 裕樹
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阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。