歌手・タレントとして多忙を極める中、榊原郁恵はミュージカルの世界でも金字塔を打ち立てます。1981年、新宿コマ劇場で日本初演となったブロードウェイミュージカル『ピーターパン』の初代座長に抜擢されたのです。ネバーランドを飛び回る永遠の少年役を見事に体現し、宙を舞うダイナミックなフライングシーンは観客を熱狂させました。
1981年から1987年までの7年間にわたり、通算340回に及ぶ公演でピーターパンを熱演。彼女が築いたピーターパン像は、その後の歴代キャストにとっても大きな指標となり、現在まで続く名作ミュージカルの礎となりました。ただ可愛いだけのアイドルにとどまらず、過酷な舞台をやり遂げるプロ根性と高い身体能力を示したことで、幅広い層からのリスペクトを獲得しました。