永井花奈を語るうえで欠かせないのが、実父である永井利明さんとの深い絆です。利明さんはかつて東京都内で人気ラーメン店を経営していましたが、娘が6歳でゴルフを始めたことをきっかけに、その才能を伸ばすべく全力でサポートを開始しました。
娘の練習時間を確保し、全国のジュニア大会への遠征を支えるため、利明さんは愛着のあったラーメン店を閉店。自らキャディバッグを担ぎ、徹底的にスイングとコースマネジメントを叩き込みました。この並々ならぬ覚悟と親子の二人三脚が、名門・日章学園高校時代の実績や、2014年「日本女子オープン」での単独3位(ローアマチュア獲得)という快挙へと繋がっていきます。
2016年のJLPGAプロテストでは見事トップ合格を果たし、プロ入り後も利明さんがキャディを務める姿がトーナメント会場で度々見られました。時にはコース上で激しく意見をぶつけ合うこともありましたが、それこそが強い信頼関係の証拠です。「父の支えがなければ今の私はいません」と語る通り、現在の冷静沈着なプレースタイルは父と共に培った揺るぎない土台の上に成り立っています。