館内を注意深く歩くと、至る所に遊び心あふれる仕掛けが隠されていることに気づく。宮崎駿監督自身がスケッチを描き起こし、空間全体を設計したこの場所には、来場者の五感を揺さぶるアイデアが凝縮されている。天井を見上げれば美しいフレスコ画が広がり、足元には小さなキャラクターの隠し彫刻が潜む。
色鮮やかなステンドグラスには、『となりのトトロ』や『千と千尋の神隠し』でおなじみの名場面やキャラクターたちが繊細に描き込まれている。太陽の光が差し込む角度によって館内に落ちる影の色合いが変わり、時間帯ごとに全く異なる表情を見せる。屋上庭園にそびえ立つ実物大のロボット兵は静かに佇み、ジブリ世界への深い没入感を与えてくれる。