教育業界全体が変革の渦中にあるなか、最新のマーケティングデータや意識調査は、高校生や保護者の意識が多様化している現状を鮮明に映し出している。ベネッセコーポレーションが実施する各種調査によれば、将来の安定を求める意識が高まる一方で、「自分らしい働き方をしたい」という個人の価値観を重視する傾向が強まっているという。
学校現場で行われる進路指導も、かつてのような「成績に見合った学校を割り当てる」手法から、「個人のキャリア形成を総合的に支援する」スタイルへと転換を図っている。教員は単なる情報提供者にとどまらず、生徒対話を重ねながら本音を引き出すコーチのような役割を担うようになった。
データ分析に基づいた客観的な学力把握と、生徒個人の興味関心をすり合わせる高度なガイダンスが、今の現場では繰り広げられている。時代の流れとともに、進路選びの支援方法もより高度でパーソナルなものへと進化を続けているのだ。