坂口の原点は、名門として知られる明治大学柔道部にある。並み居る強豪たちの中でも群を抜く恵まれた体格と格闘センスを誇り、全日本柔道選手権優勝というアマチュア界の頂点を極めた。まさに日本の柔道界を背負う存在だった男がプロのリングへの転身を決意した瞬間、スポーツ界全体に大きな衝撃が走った。
プロ転向後、そのスケールの大きさとダイナミックなファイトスタイルで一躍トップスターの仲間入りを果たす。海外遠征でもその存在感は群を抜いており、本場の強豪レスラーたちと真っ向から渡り合う姿から「世界の荒鷲」という異名が定着した。巨漢でありながら驚異的な身体能力と柔軟性を兼ね備えた坂口は、日本のファンのみならず世界のプロレス関係者からも深く畏怖される存在となっていった。