体力が底をついているときに、重い料理を詰め込むのは逆効果だ。消化管の炎症を抑えつつ、効率よくエネルギーへと変換できる食材を選び抜く必要がある。ここで主役となるのが、臨床栄養学・食事療法の理論に基づいた「すりおろし」「ふんわり加熱」の調理アプローチだ。
最初に取り入れるべきは、みじん切りにして柔らかく煮込んだうどんや、裏ごししたカボチャ・ニンジンポタージュ。これらは胃粘膜を傷つけず、素早くブドウ糖として吸収される。喉を通らないほどの強い吐き気がある場合は無理に固形物を食べず、まず塩分と電解質がバランスよく配合された経口補水液を少しずつ口に含ませるのが鉄則だ。水分が定着してきたら、すりおろしリンゴやおかゆへと段階的に切り替えていこう。