駅の顔として長年親しまれてきた東武百貨店池袋店も、今回の再開発プロジェクトに伴い大胆な刷新が図られている。建物の低層部から高層部に至るまで、利便性と意匠性を兼ね備えた現代的なスタイルへと生まれ変わる。老朽化した設備の全面入れ替えとともに、環境負荷を低減する先進技術が導入される点も特徴的だ。
特に目を引くのが、世界的な建築家・隈研吾氏らの意匠思想を取り入れたファサードや、木調の温もりが漂う空間デザインだ。自然素材のテクスチャを効果的に配置することで、無機質になりがちだった巨大商業施設に温もりと優雅さをもたらしている。買い物客だけでなく、通過するだけの人々にとっても心地よい滞在空間が形成されつつある。