Q1:植物にも人間のような痛覚はあるのでしょうか?
A1:植物には痛覚はありません。葉をちぎられた際にエチレンなどの警報物質を出したり、微弱な超音波を発したりする現象は確認されていますが、これは自律的な化学反応であり、神経系によって「痛み」という感情として知覚されているわけではありません。
Q2:魚を釣り上げたときに口から針を外すと激しく暴れるのは、痛覚がある証拠ですか?
A2:暴れる行為自体は逃避反射による要素が大きいですが、近年の研究では魚の口周辺にも侵害受容器(痛みを検知する神経終末)が存在することが判明しています。針による組織損傷がストレスホルモンの急上昇を引き起こすため、人間と同じ感覚かは別として、魚にとっても不快で有害な刺激であることは確実視されています。
Q3:人間にも痛覚がない人は実在しますか?
A3:実在します。「先天性無痛無汗症(CIPA)」と呼ばれる指定難病の患者は、生まれつき温痛覚が脱落しており、骨折や火傷を負っても痛みを感じることができません。痛みを感じないことは一見羨ましく思われがちですが、身体の異常に気づけず重篤な感染症や関節の変形を招く極めて危険な状態であり、痛覚が生存に不可欠な警告装置であることを証明しています。