事件が発生したのは2013年10月8日午後5時前。東京都三鷹市井の頭の路上で、私立高校3年生だった鈴木沙彩さん(当時18歳)が、待ち伏せしていた男に首や腹などを刃物で切りつけられ、搬送先の病院で息を引き取りました。
鈴木さんは学業と並行して女優・タレントとして活動しており、映画やドラマへの出演など夢に向かって歩みを進めていた最中でした。犯人の男は鈴木さんの自宅敷地内に無断で侵入し、クローゼットに身を潜めて帰宅を待ち伏せ。鈴木さんが異変に気づいて外へ逃げ出したところを追いかけ、凶行に及んだ極めて計画的かつ卑劣な犯行でした。
さらに事件直前および直後、犯人はインターネット掲示板や動画サイトに鈴木さんのプライベートな写真や動画を投稿・拡散させる凶行に及びました。現実世界の暴力だけでなく、デジタル空間での尊厳破壊を組み合わせたこの三鷹市女子高生刺殺事件の手口は、世間に底知れぬ衝撃を与えました。