異変が起きたのは2018年のことだった。自宅で倒れているところを発見された大葉健二は、すぐさま病院へ搬送され、脳梗塞と診断された。一時は命も危ぶまれる深刻な状態であり、命を取り留めたものの、言葉や身体の自由に大きな障害が残ることとなった。
大葉健二といえば、日本のアクション界の草分けである千葉真一が設立した「ジャパンアクションクラブ」(JAC)の第一期生として脚光を浴びた人物だ。東映の作品群において、『バトルフィーバーJ』のバトルケニア/曙四郎役や『電子戦隊デンジマン』のデンジブルー/青梅大五郎役を務め、特撮業界におけるスタントと演技を高次元で融合させた第一人者である。それだけに、強靭な肉体と圧倒的な運動神経を誇った彼が脳梗塞という病に倒れたニュースは、周囲に言葉もないほどのショックを与えた。