第1話「ROMANCE DAWN -冒険の夜明け-」に登場したヒグマ。フーシャ村の酒場に乗り込み、四皇シャンクスに対して酒を頭から浴びせるという横暴を働いた。直後に「近海の主」にあっけなく呑み込まれた最期は、読者の記憶に深く刻まれている。普通ならここで出番は終了だ。しかし、彼は消えなかった。
物語のスケールが膨らみ、インフレを続ける懸賞金の世界で、彼の「800万ベリー」は異様な異彩を放ち始める。いまや数十億ベリーの猛者が跋扈する海において、その一桁違う低さが逆に強烈なリアリティと愛おしさを生んでいるのだ。