良かれと思って行った行動が、かえって応募書類の品質を著しく下げてしまうケースがあります。選考書類の作成現場で頻発している3つの典型的な失敗パターンを検証します。
1. 写真を貼り付けた後に裏面の未記入に気づき、無理やり剥がす
これは最も避けるべき行為です。一度接着した写真を剥がすと、履歴書の台紙が破れるだけでなく、写真自体が歪み、折れ目がついて再利用できなくなります。すでに強固に貼り付けてある場合は、無理に剥がさずそのまま提出するのが正解です。剥がそうとして台紙を傷めるダメージのほうが、裏面無記入のリスクを遥かに上回ります。
2. インクが完全に乾燥する前にのり付け作業に入る
油性ペンであっても、書いてから数秒間はインクが定着していません。乾ききらないうちに両面テープやのりを重ねると、文字が引きずられて判読不能になるばかりか、接着剤の粘着力を低下させる原因になります。記入後は指で触れず、最低でも1〜2分程度しっかりと自然乾燥させる段取りを徹底してください。
3. 鉛筆やシャープペンシルによる代用
「跡を残したくないから」と鉛筆を選ぶ人がいますが、黒鉛の粉末はのりの水分や油分によって周囲に飛び散り、履歴書の枠外を黒ずませる原因になります。また、擦れに対して非常に弱く、万が一剥がれた際に摩擦で文字が消えてしまうため、身元証明の機能を果たしません。