長年連れ添ったコンビである南海キャンディーズの相方・山里亮太も、彼女のアトリエでの激変ぶりには舌を巻く。「普段ののほほんとした空気からは想像もつかない狂気すら感じる」と漏らすように、一度絵筆を握ると何十時間も寝食を忘れて没頭するという。アトリエに密着した取材データによると、大判の作品1点を完成させるまでに費やす時間は100時間を超えることも珍しくない。
吉本興業の多忙なスケジュールを縫い、深夜から早朝にかけて静寂の中でキャンバスに向き合う日々。絵の具が服や皮膚にこびりつこうがお構いなしでアクリル絵の具や油彩を何層にも重ねていく。その圧倒的な制作熱量と泥臭いまでの執念こそが、完成した作品に底知れぬ生命力を宿わせる秘訣なのだ。