振り返れば、スプラッシュ・マウンテンが設置されたクリッターカントリーは、パークの価値を爆発的に高めた革新的な新エリアだった。丸太舟に乗って落差16メートルの滝を落下するウォーターライドは、従来の穏やかなアトラクションとは一線を画す圧倒的なスリルをゲストに提供。水流の制御や精密なオーディオアニマトロニクスの技術が集約された、まさに最新技術の結晶だった。
この壮大なエリア開発を成功させるためには、膨大な初期投資と継続的な維持管理コストを支えるパートナーが不可欠だった。開園初期の東京ディズニーランドにおいて、巨大アトラクションに企業の冠をつけるスポンサー制度は、単なる広告枠を超えてエリアそのものの世界観を成立させる重要な支柱として機能していたのだ。