現地を歩く際、旅行客が真っ先に直視しなければならないのが、徹底された撮影禁止のルールだ。街角の随所には日本語をはじめ、英語、中国語、韓国語で明確に「写真・動画撮影禁止」を告げる警告標識が掲げられている。ここで働く人々や訪問客のプライバシーを守るための措置であり、長年にわたり地域住民の手で固く守られてきた絶対的な掟である。
しかし、スマートフォンを手に気軽な気持ちでレンズを向ける観光客が絶えず、現場でのトラブルは後を絶たない。地域組合の巡回スタッフや警備スタッフが鋭い視線を光らせており、撮影行為が確認された瞬間に強い口調で注意が飛ぶ。ルールに従わない悪質なケースでは警察が出動する事態にも発展しており、街の静穏を守るための緊張感は日常化している。