ネット通販やSNS上では「愛犬が可哀想だから絶対にソフトタイプやドーナツ型にすべき」という極端な意見が見られますが、ここには医療上の大きな落とし穴が存在します。
布製のソフトタイプは柔軟に変形するため、身体が柔らかい犬やマズルが長い犬種(ダックスフンドやボルゾイなど)は、カラーを押し曲げて足先や尻尾の傷口に届いてしまうリスクがあります。さらに、白内障などの眼科手術を受けた場合、家具の角にカラーをぶつけた際に布製だと眼球に衝撃がダイレクトに伝わるため、動物病院では必ず硬質プラスチック型が指定されます。
「柔らかい=安全」ではなく、患部の部位・術式・犬の骨格に合致していなければ再手術のリスクを招くという事実を忘れてはなりません。