大手芸能事務所である太田プロダクションに所属し、日本のお笑い界の第一線へと駆け上がった彼は、やがて執筆活動にも進出する。2006年に発表した小説デビュー作『陰日向に咲く』は、ミリオンセラーを記録する大ベストセラーとなり、映画化も果たされた。
日陰で生きる人々や、社会の隅っこで不器用に足掻く若者たちを温かく、時に切なく描いた同作。そこには、少年時代に自らが味わった孤立感や、アウトローな存在への深い共感が色濃く反映されていた。単なるお笑いタレントの枠を超え、物語作者としての非凡な才能を世に見せつけた瞬間である。