連載当時、漫画界を二分する社会現象となったのが「東城派vs西野派」のヒロイン論争でした。それだけに、真中が下した決断といちご100%の最終回に至る理由は、当時のネットの反応を大きく揺るがしました。
物語の結末として描かれた「西野つかさエンド」は、単なる色恋沙汰の決着ではなく、互いの夢を尊重し自立した人間として成長するための必然的な選択でした。屋上で出会った東城綾との初恋の幻想を乗り越え、現実のパートナーとして西野を選んだ構成は、ラブコメディの枠を超えた青春群像劇として極めて高い評価を獲得しています。
お色気要素で読者を引き込みながらも、最後は登場人物たちのリアルな成長痛と切ない感情を描き切ったからこそ、本作は四半世紀近くを経た今も語り継がれる名作として輝き続けています。