日本の軽自動車・コンパクトカー市場において、マイルドハイブリッドを牽引しているのがスズキと日産です。両者のアプローチにはそれぞれ明確な個性があります。
スズキのマイルドハイブリッドは、ハスラーやスペーシア、ソリオなどに幅広く搭載されています。専用のリチウムイオンバッテリーとISGを組み合わせ、減速エネルギーを効率良く回収。発進から約100km/hまでの幅広い速度域で最長30秒間のモーターアシストを行い、軽快な走りと実用燃費の向上を高次元で両立させています。
一方、セレナやルークスなどに採用されている日産「S-HYBRID(スマートシンプルハイブリッド)」の仕組みは、ECOモーターの出力を高めてアイドリングストップ時間の延長と回生蓄電を強化したシステムです。車格の大きいミニバンなどでも室内の居住スペースを犠牲にすることなく、電装品への電力供給を安定させながら無駄なガソリン消費を抑制する実用的なパッケージングを実現しています。