2010年の名場面として外せないのが、回答者たちのキャラクターが極限まで際立った大喜利の数々です。
中でも林家木久扇の大喜利名場面は秀逸でした。突拍子もないダジャレや、問題の意図を完全に無視した自由奔放な回答で会場を混乱に陥れ、司会の歌丸師匠を本気で困惑させる展開はお約束のキラーコンテンツでした。
さらに、歌丸師匠と六代目円楽師匠による「ハゲ・骨・死亡ネタ vs 腹黒・インテリネタ」の罵倒合戦は、円楽襲名を経てさらにキレ味を増します。悪口を言い合いながらも、根底にある深い師弟愛と信頼関係が画面越しに伝わるからこそ、視聴者は安心して大笑いすることができました。
また、座布団運びの山田隆夫が円楽師匠のブラックジョークに反応して突き飛ばしたり、歌丸師匠の「山田くん、円楽さんの全部持ってきなさい!」の号令で会場が割れんばかりの拍手に包まれる光景も、2010年の日常茶飯事でした。