全国的な年少人口の減少と、18歳人口の四年制大学志向の定着は、日本の短期大学界に前例のない再編を迫っています。その大きなうねりの中で、設置母体である学校法人大阪キリスト教学院が下した英断が、大阪キリスト教短期大学の募集停止でした。1952年の開学以来、70年以上にわたって関西の幼児教育を支え続けてきた伝統校の決断は、教育関係者に大きな衝撃を与えました。
この決断の根底には、定員割れが恒常化する中で安易に教育の質を落とすことを良しとせず、培ってきた建学の精神と教育的使命を尊厳ある形で全うするという確固たる方針があります。現在、大阪キリスト教短期大学の現在の状況としては、新規の学生受け入れを終了し、すでに在籍しているすべての学生が所定の課程を修了して希望通りの進路に進めるよう、専任教員による手厚い指導体制が維持されています。
一部で懸念される「在学途中で教育が打ち切られるのではないか」という不安に対しては、法人が責任を持って最後の1人が卒業するまで従来の施設・カリキュラムを完全に提供することを明言しており、学生一人ひとりに寄り添った学びが継続されています。