街中で異彩を放っていた店舗群は、なぜ一瞬にして姿を消したのか。「無料体験」をフックに来店を促し、言葉巧みに数十万円単位の高額ポーションやコースへ誘導する手法は、典型的な展示会商法を酷似させていた。患者の身体の悩みに寄り添うべき施術の現場が、実質的な「売上回収拠点」と化していた実態が浮き彫りになっている。
整体・接骨院業界において、同社が打ち出した施策はあまりにも異例だった。特に定期通院を前提とした長期契約は、患者にとって一見お得に思える仕組みだったが、その背後にはキャッシュフローの自転車操業という歪んだ経営計画が隠されていた。サービス提供が途絶えた瞬間、積み残された前払い金はそのまま被害へと変わった。