本作の最大の推進力となったのは、警察庁の架空組織「ECU(Emergency Call Unit:緊急出動班)」に集った規格外の捜査官たちです。従来の刑事ドラマが「事件発生後の捜査」を描くのに対し、本作は「事件が起きている最中の救出」に特化しており、ボイス 110緊急指令室 キャスト陣の鬼気迫る演技がリアリティを担保しました。
物語の中心に立つのは、妻を何者かに惨殺された悲劇の敏腕刑事・樋口彰吾を演じる唐沢寿明です。感情を剥き出しにして現場へ突入する「動」の樋口に対し、「静」の司令塔として対峙するのが、ドラマ ボイス 真木よう子 役柄である橘ひかりです。橘はかすかな環境音や呼吸音から犯人の居場所を割り出す「絶対聴覚」を持つボイスプロファイラーであり、父を樋口の妻と同じ犯人に奪われた過去を背負っています。かつて法廷で対立した二人が、被害者を救うために手を組む緊迫の構図が、ボイス 110緊急指令室 相関図の強固な核となりました。
そして、視聴者の心を最も揺さぶったのが、ドラマ ボイス 唐沢寿明 増田貴久の強固な信頼関係です。増田貴久が演じた石川透は、樋口を「兄貴」と慕う熱血後輩刑事。現場インタビューやメイキング特番において唐沢寿明が「増田くんのまっすぐな目の芝居が、樋口の荒んだ心を動かした」と語った通り、泥臭く身体を張るアクションと繊細な葛藤を見事に体現しました。さらに情報分析の天才・緒方拓海(田村健太郎)らサポート陣の技術力が加わり、1秒を争う極限状況のチームプレーが完成しています。