こうした世論の変化を最も敏感に察知しているのは、当事者である女性たちだ。都内の美容クリニックでは、過去に入れたヒアルロン酸を溶解する「ヒアルロニダーゼ」の施術件数が急増しているという。ある美容外科医は「以前は『もっと大きくしたい』という要望ばかりだったが、今は『一度リセットして自然に戻したい』という相談が主流だ」と明かす。
一度手に入れた「盛れるパーツ」を手放すのは勇気がいる。それでも、周囲からの「不自然だ」という無言の視線に耐えかね、ナチュラルな状態に戻すことを決意する人が後を絶たない。過剰なプチ整形がもたらした飽和状態の、これが現実の姿だ。