マイケル・オーウェンのプロキャリアは、名門リバプールの下部組織から始まりました。1996年にトップチーム昇格を果たした際、最初に与えられたのは「背番号18」でした。1997年5月のウィンブルドン戦で17歳143日という当時のクラブ史上最年少ゴールを記録すると、翌1997-98シーズンにはプレミアリーグ得点王(18ゴール)に輝き、瞬く間にアンフィールドの寵児となります。
その圧倒的な活躍が認められ、1998-99シーズンからは伝説的なFWジョン・バーンズらが背負った栄光のエースナンバー「背番号10」を継承しました。ここからオーウェンのキャリアはまさに黄金期を迎えます。2000-01シーズンには、FAカップ、リーグカップ、UEFAカップの「カップ・トレブル(3冠)」達成の立役者となり、2001年にはイングランド人としてケビン・キーガン以来となるバロンドール(欧州年間最優秀選手賞)を受賞しました。
当時のオーウェンといえば、赤のユニフォームに刻まれた「10番」こそが象徴であり、マージーサイドのサポーターにとって未来永劫愛されるはずの絶対的英雄でした。