場所前の最大のイベントといえば、本場所初日の約2週間前、月曜日の早朝に行われる大相撲五月場所番付発表です。春場所で残した勝ち星や星取りの妙がどのように反映されたのか、力士たちの宿命が1枚の番付表に凝縮されます。
今場所の番付再編における最大の焦点は、関脇・小結の「三役枠」の枠取りと、十両から幕内へ這い上がる若手の登用です。編集部が複数の相撲記者および直近の取組成績を精査した新十両新入幕予想まとめによると、大学相撲出身のスピード出世組と、怪我による陥落から泥臭く這い上がってきた叩き上げベテラン勢の明暗が鮮明に分かれています。
特に十両上位で二桁勝利を挙げた注目株は、幕内下位へのステップアップが確実視されており、上位陣を脅かす新たな台風の目となることは間違いありません。東西の筆頭から前頭上位にかけては、上位総当たりの過酷な役回りが課されるため、昇進直後の力士が幕内の洗礼をどう跳ね返すかが5月場所序盤の大きな見どころです。