東京ディズニーシーはこれまで、15周年、20周年、そしてグランドオープニングなど、数々の節目を祝ってきました。しかし、SNSやファンコミュニティで「最も心に残るアニバーサリー」を問うと、必ずと言っていいほど10周年が上位に挙がります。
それは、時代背景がもたらした感情の揺さぶりが大きかったからに他なりません。日常が当たり前ではないと知った人々にとって、ディズニーシーが提供する「非日常の温もり」は救いそのものでした。豪華なデコレーションや新しいアトラクションの導入といった物質的な価値を超えて、人々の心に寄り添うという「パークの原点」が、この10周年には凝縮されていたのです。