現在の超高層ビル群が立ち並ぶ以前、渋谷駅東口といえば1956年開業のプラネタリウムで親しまれた「東急文化会館」や、昭和・平成の消費文化を牽引した「東急百貨店東横店(東館・南館・西館)」が街の顔でした。
東口ビルの建て替え経緯を振り返ると、老朽化した東急文化会館の解体(2003年)から始まった再開発は、2012年のヒカリエ開業で最初の大きな結実を迎えました。その後、東急東横線の地下化に伴い旧東横線地上駅ホーム跡地が「渋谷ストリーム」へと生まれ変わり、2026年には惜しまれつつ約86年の歴史に幕を閉じた東急百貨店東横店が解体されました。
現在進められている「渋谷駅街区開発計画」は、すでに開業済みの「東棟(渋谷スクランブルスクエア)」に続き、東急百貨店東横店の跡地を中心とする「中央棟」および「西棟」の建設へとシフトしています。
【渋谷駅街区の3棟構成】
・東棟(渋谷スクランブルスクエア):地上47階・地下7階/高さ約230m(稼働中)
・中央棟:地上10階・地下2階/高さ約61m(鉄道駅上部を覆う構造)
・西棟:地上30階・地下5階/高さ約166m(西口バスターミナル上部に展開)
これら全街区が完成を迎えることで、東口と西口を分断していた高低差や鉄道軌道が完全に解消され、駅全体がひとつの立体的な都市空間として統合されます。