多くの違反者が最も脅威と感じるのが「前科」の付与である。罰金刑であっても刑罰である以上、検察庁のデータベースに有罪判決の記録が前科として生涯残る。これにより、特定の国家資格の停止や剥奪、公務員や一般企業における就業規則違反に伴う懲戒解雇・処分といったドミノ倒し的な社会的信用リスクが発生する。
さらに影響はプライベートや経済面にも波及する。自動車保険業界の査定においては、危険運転による処分歴や免許取消し歴が厳格に記録・共有され、今後の自動車保険の契約拒否や保険料の大幅な跳ね上がりが避けられない。再契約が不可能となれば、車を所有・運行すること自体が事実上困難となる。たった1度の赤切符が、個人のキャリアや生活インフラを根本から破壊する破壊力を秘めている。