この巨大な人の流れを、企業が見過ごすはずもない。世界的なファッションブランドや大手飲料メーカー、さらには有名音楽アーティストたちが、続々とカイア島内に特設エリアを開設している。一方的なテレビCMやウェブ広告ではなく、ユーザー自身がアバターとなってイベントに参加し、試着し、遊ぶという「体験型広告」が主流となった。
ある大手アパレルメーカーのブランディング担当者は、「若者にとってアバターの着こなしは、リアルの服以上に自己表現の根幹をなす。ブランドのファンを作るための主戦場は、すでに現実の店舗からこの空間へと移った」と語る。