彼女のビジュアルの変遷を振り返る上で欠かせないのが、代表作における役柄とメイクのアプローチだ。TBSテレビ系で放送され社会現象となった医療サスペンスドラマ『アンナチュラル』では、解剖医という役柄に合わせて極めてナチュラルな素顔に近いメイクで臨んでいた。過度な陰影をつけない画面作りの中でも、彼女の鼻筋はすっきりと通り、落ち着いた美しさを放っていた。
一方で、映画『シン・ゴジラ』での米国大統領特使役では、エッジの効いた眉とシャープなノーズシャドウで洗練された知性を演出。さらに劇的なイメージチェンジを遂げた映画『ミッシング』では、失踪した娘を探す母親の苦悩を体現するため、髪をボサボサにしメイクを削ぎ落とした迫真の演技が絶賛された。Netflixなどの配信プラットフォームでも世界的に注目された本作では、素の骨格そのものが持つ美しさと横顔のラインが際立っていた。