取締役を退いた後も、日枝久影響力は完全に消え去ったわけではありません。フジサンケイグループ代表という肩書を持ち、産経新聞社やニッポン放送などを含む巨大コングロマリットの「創始的シンボル」として、グループ内外から敬意を集めています。
かつて安倍晋三元首相をはじめとする政界有力者や財界トップとゴルフや会食を重ね、強固な人脈を築いていた日枝氏の発言は、今なおメディア界の長老として重みを持っています。関係者の証言によると、「現在の日枝氏は日常的な経営判断に口を出すことは一切ないが、グループの根幹に関わる重大な局面では意見を求められることがある」とされています。
一方、日枝久ネットの反応を検証すると、世論は大きく二極化しています。
- 功績を評価する声:「80年代〜90年代のフジテレビは本当に面白かった。テレビの黄金時代を作った最大の功労者」「数々の名作ドラマやバラエティを生み出した編成眼は天才的だった」
- 長期支配を批判する声:「長くトップに居座りすぎたことが、近年のフジテレビの凋落とチャレンジ精神の喪失につながった」「早く完全に世代交代すべきだった」
SNSやネット掲示板(5chなど)では、フジテレビの新番組や人事改編のニュースが出るたびに日枝氏の名前が引き合いに出されるなど、退任から年月が経った2026年現在でもその存在感の大きさが窺えます。