番組が生み出した最大の世界的ブレイクといえば、やはりボーカルユニット『羞恥心』と女性トリオ『Pabo』の存在だろう。つるの剛士、上地雄輔、野久保直樹の3人からなる『羞恥心』は、デビュー曲をリリースするやいなや社会現象を巻き起こし、紅白歌合戦出場という快挙まで成し遂げた。一見すると彗星のごとく現れたスターのようだったが、その裏には壮絶な過密日程とプレッシャーが隠されていた。
当時の関係者が口をそろえるのは、爆発的な人気の裏で生じていた各メンバーの葛藤である。本業である俳優業やタレント業との兼ね合い、寝る間もないほどの怒涛のスケジュール。絶頂期での活動休止や事実上の解散の背景には、消費され尽くす前に「美しい思い出のまま次の一歩を踏み出す」という苦渋の決断があった。一方の『Pabo』もまた、単なる企画ものの枠を超えた歌唱力と個性を発揮しながらも、それぞれのキャリアの転機とともに自然な形で個別の道を選択していくこととなった。