放課後5時半。都内の主要駅に隣接する公共スペースには、スマートフォンのカメラを三脚代わりのバッグに立てかけ、ショート動画を撮影する中学生たちの姿があった。一昔前であれば、校外でのスキンシップは人目を避けて影で行われるのが一般的だった。しかし今は違う。
「みんなやってるし、TikTokやInstagramの『カップル日常動画』でも普通に流れてくる。特別に隠すようなことじゃないと思う」。取材に応じた都内の中学3年生、たくみさん(仮名・15)は屈託のない笑顔で語る。周囲の目線を気にしないわけではないが、同世代のコミュニティにおいては、オープンな恋愛姿勢こそが「自然体」として受容されているというのだ。