タッチパネルが一切反応せず、通常の電源スライダーすらドラッグできない。あるいは画面がブラックアウトしたまま沈黙している。そうした深刻なフリーズ状態を打破するために用意されているのが、ハードウェアレベルで割り込みをかける「強制再起動」のコマンドだ。
このレスキュー手順は、タイミングよく3つのステップを連続して入力する必要がある。
まず「音量を上げるボタン」を一瞬だけカチッと押してすぐに指を離す。続いて即座に「音量を下げるボタン」を一瞬だけ押して離す。最後に、右側の「サイドボタン」を押しっぱなしにする。画面が消えても指を離さず、およそ10秒から15秒ほど押し続け、漆黒の画面に白いAppleロゴが再点灯した瞬間に指を離す。
画面のタッチ入力を介さずプロセッサへ直接リセット信号を送るため、OSが完全にクラッシュして固まっている場面でも端末を蘇生させられる。通常の操作を受け付けないアクシデントに見舞われた際、この物理リセット手順を知っているかどうかが最大の分かれ道となる。