日本最古の鳥居様式とされる「黒木鳥居」は、皮を剥かないクヌギの丸太を用いた極めて素朴かつ神秘的な佇まいを見せる。木肌の質感や樹皮の風合いは、気候の変動や年月の経過とともに少しずつ変化を遂げるため、定期的な保全作業が欠かせない。
2026年の今、地元職人たちの手によって、伝統的な技術を活かした定期メンテナンスと生態系保全の両立が進められている。観光客の踏圧によって根が痛むのを防ぐため、足元の通路木道が再整備され、鳥居を支える基礎部分の補強も完了した。いにしえの景観を守り抜く姿勢は、訪れる人々に強い感銘を与えている。