館内に一歩足を踏み入れれば、まるで映画『ALWAYS 三丁目の夕日』のロケセットに迷い込んだかのようなノスタルジーに包まれる。ブリキの看板、手巻きの掛け時計、懐かしいキャラクターのノベルティグッズ。ここには、高度経済成長期の日本が持っていた熱気と愛嬌が今もなお息づいている。昭和レトロの愛好家にとって、この場所はまさに聖地だ。
しかし、魅力はそれだけにとどまらない。一画を曲がれば雰囲気が一変し、繊細な蒔絵が施された江戸時代の漆器や伊万里焼などの和骨董、さらにはステンドグラスや銀食器といった絢爛豪華な西洋アンティークが目に入る。ジャンルを超えた品々が隣り合わせで共存するカオスと調和。これこそが、訪れる者を虜にして離さない最大の隠された魅力と言える。