ガンダムシリーズには、ハロやボール以外にも丸みを帯びた秀逸なデザインのモビルスーツ(MS)が多数存在します。
【代表的な丸いモビルスーツ一覧】
・カプル / カプール:球体型水陸両用MS。変形による高い水中航行性能を誇る。
・アッガイ(MSM-04):丸い頭部と爪付きの腕部を持つジオン軍のステルス水陸両用機。
・ゾック(MSM-10):前後対称の丸みを帯びた超重量級MS。メガ粒子砲を多数搭載。
・ザクレロ(MA-04X):球状の本体に巨大な口と鎌のようなヒート・ナタを持つモビルアーマー。
・ウォドム(JMA-0530):『∀ガンダム』に登場する巨大な球状胴体と長い脚部を持つ機体。
ファンの間で話題に上りやすいのが「カプル」と「カプール」の違いです。元祖は『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場したネオ・ジオン軍の水陸両用MS「AMX-109 カプール」です。一方、『∀ガンダム』に登場する「カプル」は、数千年の時を経てマウンテンサイクルから発掘された同型機であり、地球のミリシャ勢力が運用した際の呼称です。型式番号や武装の細部に差異はあるものの、基本設計は同系統の機体にあたります。
また、愛らしいルックスでフィギュアやグッズでも絶大な人気を誇るアッガイの丸い頭部にも合理的な設定理由があります。頭部に水冷式の排熱ダクトやバルカン砲、大型の球形モノアイレールを効率的に内蔵しつつ、水中での流体抵抗を最小限に抑えるための形状です。さらに内部には熱探知を避けるための冷却機構が張り巡らされており、丸いシルエット全体が隠密潜入任務に特化した機能美の結晶となっています。