地上がおしゃれな開放感に包まれる一方で、地下の熱気も負けてはいない。「泉の広場」周辺を中心とするホワイティ梅田の「NOMOKA(ノモカ)」エリアは、連日連夜の賑わいを見せる。整然と並ぶ清潔感あふれるバルや立ち飲み店には、女性同士やカップルが気軽に立ち寄る姿が目立つ。
対するは、JR大阪駅のガード下に鎮座する昭和の遺産、「新梅田食道街」だ。頭上を走り抜ける電車の振動を聞きながら、所狭しと並ぶ串カツや煮込みの暖簾を潜る。半世紀以上の歴史を刻むこのカオスな空間は、インバウンド客にとって「本物のレトロジャパン」を体験できる聖地として、いまや世界的な観光スポットとしての顔も持ち合わせている。最新の地下バル街と歴史あるガード下。この二項対立が生み出す圧倒的な選択肢の多さこそが、梅田の底力だ。