2000年9月、東急東横線の都立大学駅構内で発生した盗撮事件は、テレビ界に巨大な激震をもたらした。カメラを忍ばせた袋で女性のスカート内を撮影しようとした容疑。当時、数多くの人気番組で爆発的な存在感を放っていた田代まさしによる犯行という事実は、視聴者と関係者に深いショックを与えた。
事態を受けてフジテレビをはじめとする各放送局は即座に対応へ追われ、レギュラー番組からの降板と芸能活動休止が矢継ぎ早に発表された。「ミニスカートを見ていて、タコができた」という奇妙なロジック。事件の深刻さとは裏腹に、その言葉の浮世離れした語感が一人歩きを始めるまでに時間はかからなかった。