多くの消費者が混乱するのが、この「ヤクルト1000」と「Y1000」の共存状態だ。メーカー側の戦略として、流通ルートごとに商品を明確に差別化している。宅配専用の「ヤクルト1000」は、冷蔵庫にすっきりと収まるスリムなボトル形状を採用しており、7本パックなどのまとめ買いが基本となる。
一方、店頭用の「Y1000」は、店頭でパッと目を引くように太めのボトルになっており、持ち歩きやその場での飲用を想定している。成分としての乳酸菌シロタ株の密度は同等だが、1本あたりの価格設定は、店舗の利益や物流コストが上乗せされる店頭販売分の方がどうしても高くなる。つまり、継続飲用を前提とするならば、ヤクルトレディ経由のルートが最も無駄のない価格設計になっているのだ。