世間の視線を釘付けにしているのは、今年16歳を迎えたばかりの新人女優、倉原葵(くらはら・あおい)だ。これまで地方のローカルカルチャー誌や、インディーズバンドのミュージックビデオに数本出演した程度で、全国区の地上波CMへの出演は今回が初めてとなる。まさにシンデレラストーリーを地で行く抜擢だ。
彼女の魅力は、作り込まれていない自然体の表情にある。マクドナルドのCMといえば、これまでも多くの若手女優の登竜門として知られてきたが、倉原の放つオーラはどこか異質だ。完璧に整った美しさというよりも、放課後の教室の片隅に本当にいそうな、親近感と儚さが同居した不思議な存在感。それが、視聴者に「見つけてしまった」という特別な感情を抱かせている。