現在、日本サッカー協会が進めるJFAユース育成プロジェクトにおいて、彼の果たす役割は極めて大きい。草の根のトレセン活動から年代別代表に至るまで、一貫した指導コンセプトを浸透させる取り組みが急速に進んでいる。トップダウンの押し付けではなく、各地の指導者と対話を重ねながら日本全体のレベルを引き上げる地道な作業だ。
育成の標準化と個性の伸長という、一見すると矛盾する課題にどう向き合うか。彼は全国の育成現場を足繁く訪れ、草の根の現場コーチたちと議論を戦わせている。日本の至宝となる才能を途切れさせないためのシステム作りは、着実に実を結びつつある。