インターネットの検索窓には毎日のように「阪神戦 ネット配信 無料」というキーワードが打ち込まれる。だが、結論から言えば、レギュラーシーズンの全143試合を恒常的に無料ストリーミングで完走する公式ルートは存在しない。
民放公式テレビ配信サービス「TVer」によるTVer 阪神戦 ライブ配信は、日本テレビ系列やテレビ朝日系列が全国中継を行う伝統の一戦(対巨人戦の週末ナイター等)や、シーズン終盤の優勝決定局面に限って特別に編成されるサプライズに近い。日常的な公式戦中継をTVerだけでカバーしようとする目論見は破綻する。
現場取材やSNS上のファンコミュニティを観察すると、非公式の違法ストリーミングサイト(海外サーバー経由のいわゆる海賊版中継)へ誘導しようとする悪質なスパムリンクが後を絶たない。これらについて、虎党のリアルな声とネットリテラシーの観点から以下のような警告が飛び交っている。
「海外の無料配信リンクを踏んだらフィッシング広告が連発し、ウイルス警告が止まらなくなった」
「無料を謳うサイトは画質が極端に粗いうえに、2〜3分以上の配信遅延(ディレイ)が発生する。X(旧Twitter)でタイムラインを眺めていると、画面で投手が投げる前に『サヨナラ被弾』のネタバレを食らって最悪の気分になった」
タイムラグによる興奮の減退と情報セキュリティ上の危険性を秤にかければ、月数百円から千円台で提供されている球団公式や正規プラットフォームを選ぶのが、賢明なファンとしての唯一の正解である。