ハイクオリティな被り物を手際よく制作するためには、事前の資材調達と図面選びが成否を分けます。高価な専門画材を揃える必要はなく、主要なツールはダイソーやセリアなどの100円ショップで十分に揃えることが可能です。
まず用意したい基本素材は、加工しやすい厚さ3mm〜4mm程度の1重ダンボール(AフルートまたはBフルート)です。家電配送用の硬すぎる2重ダンボール(Wフルート)は切断が極めて困難なため、初心者は適度にしなやかさを持つ中厚のものを選びましょう。100均で購入できる便利アイテムとしては、以下のものが挙げられます。
・工作用カッター&大型カッターマット:細部用と直線切り用で使い分けると作業効率が跳ね上がります。
・高温グルーガン(ホットボンド):木工用ボンドよりも圧倒的に速乾性があり、立体面の瞬時接着に必須です。
・クラフト紙粘着テープ・マスキングテープ:仮止めや角の補強、段ボール断面の目隠しに使用します。
・コンパスカッターまたは自在定規:曲線の正確な切り出しに活躍します。
造形の土台となるダンボール被り物の型紙やダンボール被り物の展開図は、Web上で配布されているペーパークラフト用テンプレートや低ポリゴン(ローポリ)モデルのペパクラ展開図を活用するのが最も確実です。頭部の外周サイズに対して1.2倍〜1.3倍程度の拡大倍率でA3用紙などに印刷し、ダンボールにスプレーのり等で転写してから切り抜くことで、寸法ミスによる「頭が入らない」という初歩的なトラブルを未然に防ぐことができます。