東京都江戸川区臨海町に位置するカヌースラロームセンターは、2019年に竣工した国内初となる人工カヌースラロームコースです。東京五輪ではスラローム競技の熱戦が繰り広げられた歴史的な場所ですが、大会終了後は東京都および運営管理事業者によって大規模な一般開放プログラムが整備され、多角的な都市型ウォーターパークへと進化を遂げました。
施設は、国際基準を満たす全長約200メートルの競技コース(スラロームコース)と、水流が穏やかなウォーミングアッププール(静水エリア)で構成されています。巨大ポンプで毎秒約12トンもの水を汲み上げることで人工的な激流を安定して生み出しており、天候や天然河川の水量に左右されずにハイクオリティな流水環境を維持できる点が最大の強みです。
現在では、日本代表クラスのアスリートが日々パドリング技術を磨くトレーニング拠点として機能する傍ら、週末や夏季シーズンを中心に一般来場者向けのラフティング体験、カヤック体験スクール、さらには水難救助隊の訓練拠点や企業のチームビルディング研修会場としても幅広く活用されています。五輪レガシーの公共活用モデルとしても高い評価を集めています。