温泉旅館の骨頂とも言える「湯」においても、他を寄せ付けないこだわりが貫かれている。敷地内に自家源泉を保有し、すべての客室に贅沢な自家源泉かけ流しの風呂が完備されている。特筆すべきは、そのスケールの大きさだ。一般的な客室露天風呂の概念を軽々と覆す、プールかと見紛うほどの広大な露天風呂を備えた客室も存在する。
湯船に身体を沈めると、目の前にはどこまでも続く竹林の青緑が広がる。美肌成分を豊富に含んだ柔らかい湯が肌を包み込み、竹の芳香と湯気が鼻腔をくすぐる。時間を気にせず、移り変わる光と影を眺めながら湯に浸かる体験は、まさに五感を研ぎ澄ます至福のプロセスだ。大自然のエネルギーが直接身体に染み渡っていくような感覚を覚える。