電車内の腹痛が一時的なものではなく、日常生活に支障をきたしている場合は、我慢を重ねずに医療機関を受診する判断が求められます。
特に以下の症状が見られる場合は、単なる過敏性腸症候群ではなく、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患、あるいは器質的疾患が隠れているサイン(レッドフラッグ)である可能性があります。
- 便に血が混じっている(血便・粘血便)
- 発熱や意図しない急激な体重減少を伴う
- 夜間、寝ている最中にも腹痛や下痢で目が覚める
- 市販の下痢止め薬を常用しても効果が薄れてきた
消化器内科では、腸の動きを正常化するポリフルやセレキノン、セロトニン受容体に作用するイリボー(男性・女性用で処方量が異なる薬剤)など、市販薬にはない優れた医療用医薬品による専門治療を受けられます。また、予期不安の要素が非常に強い場合は、心療内科との連携により抗不安薬などを併用することで、長年悩んでいた通勤時の激痛から短期間で解放されるケースも珍しくありません。