支給されたばかりのまとまったお金が、あっという間に消えていく現象には明確なカラクリが存在します。根本的な要因は、日々の生活費が毎月の給料(基本給)をオーバーしており、「足りない分はボーナスで補填すればいい」という無意識の前提で家計が回っている点です。
毎月の赤字をクレジットカードのボーナス一括払いやリボ払いで先送りし、支給日に一括清算する生活を続けていると、手元にお金が残るはずもありません。さらに、車検代、冠婚葬祭、家電の買い替え、旅行といった突発的に発生する「特別費」を毎月積み立てていないことも、ボーナスが貯金できない大きな理由です。これらの支出をすべてボーナス頼みにしていると、支給額の多寡にかかわらず残高はゼロへと向かいます。
「ボーナスを含めた年収」をベースに月々の支出水準を設定してしまうと、生活レベルを落とせなくなり、景気後退や業績悪化で支給額が減った瞬間に家計が一気に破綻へ追い込まれます。